施工監理

2016年入社 T.Nさん

人々の毎日の暮らしに、
明かりを灯していく。

所属/技術部

7割がデスクワーク。発注側として工事をまとめていく

現在の仕事内容を教えてください。

新築マンションに高圧一括受電を導入するためには高圧から低圧電力に変換する「受変電設備」が必要です。その設備を設置する工事の設計や施工監理業務を担当しています。
営業メンバーと一緒に、ゼネコンや電気設備を扱うサブコンさんとの顔合わせからスタートして、工事の日程調整や必要な資材の発注、搬入や工事に必要な事務手続きなどを行っています。

実際の工事はどのような流れなのですか?

マンションの躯体ができあがって内装業者さんが入るタイミングで、私たちの工事もスタートします。大まかには、電柱を建てて、ケーブルで受変電設備と繋ぎ、各部屋にスマートメーターを設置。検針を管理する遠隔システムを導入して引き渡します。
実際の作業は外部の協力業者さんに依頼するので、発注側の施工監理として工事全体を取りまとめていくポジションですね。基本7割がデスクワークで、3割が現場を確認するイメージです。現場では、トラックが搬入できるか、設備を据え置きできるか、どこに電柱を建てるかなどの確認をしています。

暮らしに関わる技術は、仕事の成果が見えやすい

入社前のイメージとのギャップはありましたか?

想像以上にやることが多いなと思いました。日本電力は少数精鋭ということもあって、設計から引き渡しまで、すべての業務をひとりが担当していきます。これまで私自身はCADを使ったことがなかったので、図面の描き方も入社後に覚えました。
さまざまな申請業務だったり、電力・消防協議といった場面もあるので、前職に比べるとやることも増えたのですが、その分自身の知識や経験の幅も広げられているなと感じます。

仕事のやりがいや面白さはどんな時に感じますか?

やはりマンションという人の暮らしに関わる分野なので、引き渡したあとにマンションの部屋の明かりが灯って、ご家族が楽しそうに暮らしている姿を見るとやりがいを感じます。自分の仕事が、人々の生活に役立っているのが見えやすい分野だなと思います。

一緒にマンションを作っていくメンバーとして

これまで仕事で印象に残っていることはありますか?

まだ新人だった頃、作業を終えて先輩が帰ったあとに突然、電気が来なくなったことがありました。新人だったので相当焦ったのですが、現場にいたサブコンの施工の人と一緒になって原因を調べて、ブレーカーの一部が壊れていることが判明しました。
普段、サブコンさんは各部屋の電気設備を担当していて、私たちのような一括受電の工事はディベロッパーさんとの契約なので、ゼネコンさんやサブコンさんとは契約上の関係性がありません。でも、このときは「一緒にマンションを作る仲間だから」と言っていただいて手助けしてくれたことが強く心に残っています。

イレギュラーな対応というのは頻繁にあるものなんですか?

さほど頻繁ではありませんが、半年に1回あるかないかくらいで、カミナリや大雪の影響で停電してしまうこともあります。福岡の拠点にいた頃の話ですが、保安会社から「このマンションだけ停電している」という連絡を受けて、深夜の2時に宮崎の現場まで直行したことがありました。
施工会社のメンバーと一緒に現場でケーブルをたどって、破損箇所を見つけたら一時復旧の作業を指示。後日、ケーブルの張り直しをするための手配や入居者に向けたアナウンスなどを行いました。

大切にしたのは、身体と心にストレスがかからないこと

転職したことで生活面の変化はありましたか?

以前も同じ施工管理の仕事でしたが、通信系の設備は夜に作業することが多いので、その影響で体調を崩してしまったんです。次の転職先は、夜勤のない仕事で、残業も少ないという条件で絞っていたところ日本電力と出会いました。
当時は結婚も考えていたので、ライフワークバランスを大切にしたいと考えていましたね。そういう意味でも、日本電力では希望通りの働き方ができています。

実際に日本電力に転職してから結婚されたようで。

はい。結婚休暇も1週間以上いただいて、妻も喜んでいました。休みの面では、GWや年末年始もしっかり休めるので、なかには10連休とか取得している人もいますね。
以前の職場は深夜・残業手当で稼ぐことはできたんですけど、妻からは「お金と引き換えに寿命と心を減らしていたね」と言われるぐらいで。今は東京での暮らしも家賃はほとんど会社が負担してくれるので、夫婦で都会生活を存分に楽しめています。

職人肌というより、チームを動かしていくバランス力

日本電力の施工監理に向いているのはどんなタイプですか?

技術職ではありますけど、知識や技術よりもコミュニケーション力の方が大事だと感じています。設備を導入するにあたってやり取りする関係者も多いですし、専門的な技術を極めるというよりは、さまざまな分野のプロと関わっていくので、調整力や折衝力が身についていく環境だと思います。
あと、大事なのは「嘘をつかない」ことです。専門的なことを知ったかぶりをすると、あとあと困ることになるので、素直に「分からないので教えてください」と言える人であれば、どんどん知識も吸収していけると思いますよ。

ご自身は、どんな理由で日本電力を選んだのですか?

施工管理の経験を活かしたいと思っていたのですが、やるなら絶対インフラ系がいいと考えていました。生活を支える仕事というのは、やりがいに直結しますし、この先もなくならない仕事なので、インフラ系に関わりたい想いが強かったですね。

グループのシナジーで、可能性を広げていきたい

今後チャレンジしたいことはありますか?

日本電力は「あなぶきグループ」の一員で、マンションに関しても管理や保全をグループ内で解決できることが多くあります。さまざまな事業分野が絡むことでシナジーも生み出しやすいので、グループ会社同志でタッグを組んで、新しいことに挑戦してみたいですね。
すでに私の上司は一括受電だけでなく、さらに深掘りして太陽光発電とマンションを紐付けた新たなサービスを作ったりしています。特に都心はテナントが入るマンションなど最先端のスタイルを取り入れているので、挑戦しがいのある環境だと思います。
グループ内で研修もありますし、同世代の人たちと交流する機会もあるので、一緒に新しいサービスを生み出していきたいですね。

1日のスケジュール

SCHEDULE

  • 9:00業務開始

    工事に使用する機器を手配して、工事工程の内容を確認。
    ※時差出勤も可能なので、ライフスタイルに合わせて働けます。

  • 10:00技術グループミーティング

    隔週1回、グループ内でミーティングを実施して、情報共有や意見を交換。

  • 11:30打ち合わせ資料確認

    午後の打ち合わせに備えて資料を準備。

  • 12:00ランチ

    オフィス周辺には美味しいお店もいっぱい。グルメな先輩と一緒にランチへ。

  • 13:00機器メーカーとWEBミーティング

    オンラインで打ち合わせ。機器の仕様の変更を伝えて、仕様や納期をフィックス。

  • 14:30現場打ち合わせ資料の作成

    工事を円滑に進めるために工程表などの資料を作成。

  • 16:00設備図面の作成

    JwCADを使って高圧受電設備の単線結線図を作成。

  • 18:00終業

    仕事後は家族とゆっくり過ごしたり、友人と食事をしたり、オフも全力投球!

電気を通して暮らしを支える。
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